2018-11-20 第197回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
○河合参考人 千二百億円に据え置くということは、実際に既に福一事故で発生している損害賠償額の一%強しか積まなくていいということなんですよね。逆に言うと、九九%は、国が責任を、尻を引き受けてやるよというのと同じなんです。九九%を引き受けてやる、九九%面倒を見てやるというのは、全部面倒を見てやるというのと同義です。 これは、前は違ったと思います。それは、損害賠償額の予想がずっと低かったからです。大体一千億
○河合参考人 千二百億円に据え置くということは、実際に既に福一事故で発生している損害賠償額の一%強しか積まなくていいということなんですよね。逆に言うと、九九%は、国が責任を、尻を引き受けてやるよというのと同じなんです。九九%を引き受けてやる、九九%面倒を見てやるというのは、全部面倒を見てやるというのと同義です。 これは、前は違ったと思います。それは、損害賠償額の予想がずっと低かったからです。大体一千億
○河合参考人 私は、まず、損害賠償対策、そういう体制を確立することを電力会社に義務づけるということについては賛成でございます。結構なことだと思います。 実際、福島原発事故のときは、東京電力は非常にばたばたしておりまして、損害賠償担当者は疲弊をして、むしろそれ自身が原発被害だみたいなことがあって、うつになられたり、退職したりする人が相次いだということを聞いております。そのことは被害者にも反射的に不利益
○河合参考人 弁護士の河合でございます。 私は、脱原発弁護団全国連絡会の代表といたしまして、日本全国の原発の差止めの裁判に直接、間接にかかわっており、損害賠償請求業務についてもかかわっておる実務家であります。 意見を述べます。 損害賠償額を一千二百億円に据え置くことについて。 損害賠償額は、一次的責任主体である電力事業者が損害賠償義務の履行を確実にできるように定められています。それは原賠法第七条